01.FUKUOKA

今回のアルバムのシングルカットに値すると言っても過言ではない楽曲がこの「FUKUOKA」である。電気的なサウンド(いわゆる同期モノ)は全く使われておらず、アコギとピアノだけで楽曲を作り上げている。
余命幾ばくもないご母堂のために、ASKA氏が福岡市内のライブハウスで先行披露したという話は本人のブログでも明かされているが、原点にたち戻ることを強く意識している作品のように感じる。
タイトルは福岡であるが、現代版の「ふるさと」ではないだろうか。リスナーである私たちもそれぞれがこの曲が持つ風景を感じる、理解できるところがあると思う。歌詞カードにはない最後のフレーズ「ありがとう」に深い意味を感じる。
このアルバムのなかでは、冒頭にふるさとへの感謝の心を示すこととしてこの曲が位置付けられている。すべてはこのFUKUOKAからはじまっているのだと。